2010W杯アジア3次予選 オマーンvs.日本 [サッカー]
試合開始時の気温が38度、後半に入っても35度にしか下がらない過酷な猛暑が日本代表に立ちはだかる…。
さらに、オマーンは前節の日本への大敗を受け、監督を交代。
選手を5人も入れ替え、ここで星を落とすと予選突破に赤信号が灯る一戦に臨んできた。
日本のほうはといえば、故障の長友佑都の代わりに鹿島アントラーズの内田篤人を入れただけのメンバー変更。
試合は、前半12分、FKのルーズボールを決められ先制される苦しい展開。
1点をリードしたオマーンはあっという間に引きぎみになり、本来の守備力を発揮。
そこをなんとか崩してもオマーンのGK、プレミアリーグ・ボルトンワンダラーズに所属するアリ・ハブシがファインセーブを連発とゴールが遠い。
そんな嫌な流れを変えたのはふたつのPKだった。
後半開始間もなく、長谷部誠からのパスを受けた玉田圭司がドリブルで持ち込んだところを、ペナルティエリア内で倒されてPKに。
それを遠藤保仁がいつもどおりGKの動き出しを待って蹴るキックで同点、試合は振り出しに戻った。
ところが、その直後、今度は闘莉王がファール犯しオマーンにPKを与えてしまう。
けれども、そのPKは楢崎正剛がしっかりとセーブ。
日本の危機を救った。
その後、錯綜した相手GKを蹴った大久保義人が一発レッドで退場とよけいな展開があったにもかかわらず、その小競り合いでオマーン選手も退場となり(これは松井大輔をほめるべき?)、幸いにも10対10に。
けっきょく、それ以降は両者とも決め手に欠き、1対1のドローで試合は決着。
アウェイではとにかく負けないことがまず大事なので、そういう意味では最低限のノルマはクリアという結果だった。
2010W杯アジア3次予選 日本vs.オマーン [サッカー]
前節のアウェイでのバーレーン戦を落としたことで、日本代表は得失点差でかろうじてグループ2の2位と追いつめられた状態に。
それを受けた岡田監督は、シーズンオフとなった中村俊輔らヨーロッパ組をメンバーに加え、バーレーン戦とは大幅にスタメンを入れ替えてこの試合に臨んだ。
これまでオマーンとは僅差の戦いが多かったので、ホームとはいえ厳しい戦いを予想していたのだけれど、結果は快勝といっても言いすぎではない内容で日本の勝利。
3得点したうえに、ピンチらしいピンチもなく勝ち点3をもぎとることができた。
今回の日本は、攻守の切り替えが早かった。
前めの選手もよく守備をしていたし、中盤がバックパスを繰り返したり、最終ラインでぐるぐるボールを回したりというシーンもほとんどなし。
後ろから放り込むだけでなく、サイド攻撃ができるのもうらやましいかぎり。
一方のオマーンはDFのレギュラー選手がいなかったようで、持ち味の堅い守備が影を潜め、粘りの感じられないサッカーだった。
ただ連戦は始まったばかり。
これから2試合は、オマーンとタイとのアウェイ戦が控えている。
とくにオマーンはこの時期、夜でも35度近い気温があるらしい…。
環境の違うなかでどう戦うのか。
日本代表の真価が問われるのはこれからなのかもしれない。
ナビスコ杯 神戸vs.浦和(ホームズスタジアム) [サッカー]
5月2度目のサッカー観戦は、そんな崖っぷちの戦い。
場所は、同じく5月2度目のヴィッセル神戸のホーム・ホームズスタジアム。
A代表に闘莉王・鈴木啓太・阿部勇樹、U-23代表に細貝萌・梅崎司・セルヒオが選出され、大幅な戦力ダウンは否めないレッズ。
一方、対戦相手のヴィッセルはどうなのかといえば、A代表に大久保、韓国代表に金が選出。
さらにレアンドロが出場停止で、ボッティが故障と、こちらも同じように主力は不在。
台所事情の苦しさを言い訳にはできない対戦カードとなった。
フェアプレー旗とともに入場するヴィッセルのマスコット・モーヴィくんと子供たち。
J10節 神戸vs.浦和(ホームズスタジアム) [サッカー]
J8節 京都vs.浦和(西京極陸上競技場) [サッカー]
2010W杯アジア3次予選 バーレーンvs.日本 [サッカー]
初戦はどちらも白星発進のバーレーンと日本。
環境の違うアウェイでの戦いは、少なくとも勝ち点1は欲しいところ。
欲を言えば勝って予選突破への弾みをつけたいものだけれど…。
バーレーンは高さもあるし、そこにアフリカからの帰化選手も加わりチーム力はアップしているという前情報だったので、厳しい試合になるのは予想の範囲だった。
とはいえ、それにしてもシュートの数が少なすぎ。
バーレーンの一方的な展開とまではいかなかったけれど、日本代表に怖さはなかった。
結果は0対1で日本は勝ち点を積み上げることはてきず。
決勝点は、ロングボールを受けたバーレーンの選手がハンドだと判断したのか、そこについていた阿部勇樹が簡単にクロスを上げさせてしまい、それを川口が中途半端にクリアしたところを押し込まれるかたちで失った。
試合終盤、バーレーンの選手の何人かは脚がつってしまったようで、ピッチに倒れ込んだり、脚を伸ばしたりする姿が見られた。
日本の選手はそこまで力を出し切っただろうか…。
この試合は、勝ち点3をより求めたほうに結果はついていったよう。
ナビスコ杯 京都vs.浦和(西京極陸上競技場) [サッカー]
2008年は、今度は前回優勝クラブとして参加するためACLの予選のほうが免除に。
ということで、1年ぶりのナビスコカップ予選が始まった。
京都サンガF.C. 、名古屋グランパス、ヴィッセル神戸とAグループに振り分けられた浦和レッズは、1節目は名古屋と対戦して0対1で敗れるかたちでスタートをした。
2節目は、J2から3回目のJ1復帰を果たした京都サンガとのアウェイ戦。
そのサンガ戦の前に今のレッズの状況を書いておくと、監督がリーグ戦開幕2試合でホルガー・オジェックからゲルト・エンゲルスに交代。
監督交代前を含めてここまで公式戦を3試合を終え、得点0、勝ち点ももちろん0という暗澹たる結果…。
しかも、ポンテ・アレックス・闘莉王をケガで欠き、W杯予選のために高原直泰・鈴木啓太・阿部勇樹は不在という泣きっ面に蜂的なチーム状態で、レッズは京都に乗り込こんだ。
Jリーグ2008開幕 [サッカー]
今年はワールドカップの予選も本格化するし、EUROもあるし、オリンピックもあるので、サッカーを見る機会が多い一年になりそう。
でも、私のいちばんの関心事は浦和レッズの動向なわけで…。
その浦和レッズは、開幕戦を日産スタジアムで横浜F・マリノスと戦った。
結果は1対0でマリノスの勝利。
開幕戦はほとんどいい思い出がないし、今シーズンはかなりメンバーも入れ替わったのであまり期待はしていなかったのだけれど、レッズの出来は予想以上に悪いものだった。
前線にボールがまったく行かず、たまに行ってもマリノスDF陣にあっという間に奪い去られ、チャンスらしいチャンスはほとんどなし。
そのうえポンテもアレックスも故障でいないので、セットプレーにも期待をもてない始末。
ほとんどいいとこなしの90分だった。
連携の悪さや意思疎通の悪さは一朝一夕ではどうなるものでもないので、この調子では少し辛抱が必要かも。
振り返ってみると、5試合終わって1勝もできず、5試合で積み上げた勝ち点がたったの3だった2005年シーズンでさえ、最終的には2位だったのだし…(苦笑)。
2010W杯アジア3次予選 日本vs.タイ [サッカー]
2006年にドイツで開催されたFIFAワールドカップから2年弱。
早くも2010年南アフリカワールドカップに向けた戦いが始まった。
日本代表を率いるのは、病に倒れたオシム前監督のあとを受けた岡田武史監督。
南アフリカW杯に出場するには、まず日本はアジアの3次予選を突破しなければならない。
日本が振り分けられたグループ2で対戦するのはバーレン・オマーン・タイ。
この3か国とホーム&アウェイ方式で試合をし、グループ上位2か国までに入らなければW杯への道はそこで終了。
6月までかかる最初のステージが、雪のちらつく埼玉スタジアムで幕を開けた!
FIFAクラブワールドカップ2007 [サッカー]
ヨーロッパと南米のサッカークラブが世界一の座をかけて戦う「インターコンチネンタルカップ」が、第三国の日本で「トヨタカップ」として開催されるようになったのが1981年。
それが2004年まで続き、2005年からはヨーロッパ・南米・北中米・アジア・オセアニア・アフリカの6つの大陸の代表がトーナメント方式で戦うFIFAクラブワールドカップ(CWC)に生まれ変わった。
トヨタカップから数えて四半世紀以上、その前身のインターコンチネンタルカップから数えれば40年以上の歴史があるこの大会に、今年はアジア代表として浦和レッズが初参加。
これは日本のクラブチームとしても初めてのこと。
レッズは、まずアジア大会(ACL)準優勝のイランのセパハンと対戦し、3対1で勝利。
その次の相手は、ヨーロッパ代表のイタリアのACミラン。
ACミランが所属するイタリアのプロサッカーリーグ・セリエAは100年を超える歴史がある。
対するレッズが所属している日本のプロサッカーリーグ・Jリーグは、開幕からたかだか十数年。
この歴史の差は一朝一夕には越えられないはず。
それでもレッズは、ミランを相手に0対1と善戦。
世界デビューとしては恥ずかしくない結果を残してくれた。
ただ、その中身には点数以上の差があったことは紛れもない事実…。