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坂本龍馬と神戸~山編 [旅行・地域]

NHK大河ドラマ『龍馬伝』にちなんだ神戸散策。
海編に続いて山編です。
海編で歩いたのは神戸市中央区のメリケンパーク付近。
山編は、同じ中央区の諏訪山公園が中心になります。

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諏訪神社
諏訪山の名前の由来となっている神社。
創建は400年ごろと古く、諏訪明神(健御名方大神・比売神)を祭神とし、16代天皇・仁徳天皇の皇后・八田皇女の離宮鎮護の神として祭られたのが始まりなのだとか。

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諏訪神社
1778年(安永7)年には伏見稲荷大社から宇迦之御魂大神を勧請し、諏訪山稲荷神社とも称されるようになったため、出迎えてくれるのは狛犬ならぬ狐。
狛犬ならば「阿形(あぎょう)」にあたる狐さん。

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諏訪神社
相方の「吽形(うんぎょう)」狐は、何やら巻物をくわえています。
両狐とも、四の鳥居の前に鎮座。

今回の目的地は「阿形」狐の奥にあるのだけれど、まずは本殿へ。

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諏訪神社
狐4体に守られた社殿。
1924年(大正13年)に改築されたもの。
源平合戦の折、源義経もここで武運を祈ったという言い伝えも。
現在は、商売繁昌・健康長寿の守護神として信仰されています。

諏訪神社のあとはさらに寄り道。
勢い余ってハイキングコースに突入。
諏訪山山頂近くまで行ってしまいました(苦笑)。

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ビーナステラス
「ビーナス=愛の女神」ということから、一緒に鍵をかけると愛がかなうという鍵のモニュメントがあります。
私は試したことはないので、真偽のほどは不明…。
神戸の観光地&デートスポットのひとつ。

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ビーナステラスから見た神戸市東部。

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同じくビーナステラスからの眺め。
画面中ほどに、海編で出てきたポートタワーがあります。
神戸港は大阪湾の一部なので、お天気の具合によっては和歌山方面が見えるのだけれど、この日は残念ながら見えず。

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諏訪山公園金星台
ビーナステラスを下ってやっと目的地へ。

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金星観測記念碑
金星台と呼ばれるようになったのは、1874年(明治7年)に、フランスの天体観測隊が金星の太陽面通過の観測をここで行ったため。

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神戸海軍営の碑
勝海舟が、神戸が日本海軍発祥の地になるからと、後世に残すために作らせた記念碑。
残念ながら、この碑は神戸海軍操練所で日の目を見ることはありませんでした。
勝海舟が軍艦奉行を罷免されたこともあって、1865年(慶応元年)に海軍操練所は開所1年足らずで廃止になってしまったのです。
1915年(大正4)に諏訪山公園に据えられるまで、この碑は神戸の豪商・生島四郎太夫宅の庭に埋められていました。

神戸は、坂本龍馬が大いなる大志を抱き、そして、夢破れた場所でもあったのです。



諏訪山公園

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いわしんぼ

諏訪神社の鳥居・・・なんて美しい朱色。
一瞬で目に入って、吸い付いてしまうような
不思議な引力があります。

こういう、まるで魔性のような赤色って、
昔の人は何から得ていたのだろう・・・。

長い長い時間を静かに「ただ」見つめ続けてきた蓄積と
風格には畏怖の念さえ覚えます。
いったいどれほどの人がこの鳥居を、
どれほどの想いや、願いや、希望、高揚を胸にくぐったのでしょう、あの引力はそういう無数の人たちの司会者、
想いからくるのかとさえ思われました。

それにこの狛・・・狐さん?びっ美人さんです~!
しゅっと首が長くて品の良い、龍馬のお母さんを演じられた草刈民代さんみたいに美しいです。

そして「神戸海軍営の碑」
こういう美しい桜と澄み切った青空の下で
この碑を眺めると、とても晴れ晴れとして勝海舟や龍馬達の無念をつい忘れてしまいそうになりますが
でも、この碑が今こうして様々な人の手を経て
威風堂々と奉られているということは、
世の中まだまだ、人間やっぱり、捨てたものじゃない。
見ていてくれる人、大切に想い、その想いを伝えようとしてくれる人は必ずいるんだな、腐っちゃいけないな
・・・と、とてもとても温かい、明るい気持ちになりました。

けど諏訪神社の石畳といい、ハイキングコースといい
mikanpandaさん、歩きましたね~!!!すごいっ!!


by いわしんぼ (2010-07-17 05:33) 

レッドパラダイス

司馬さんの竜馬がゆくで読んだシーンが蘇ってきます。

by レッドパラダイス (2010-07-17 10:01) 

理恵

山編…やっぱり、神戸の風景いいねぇ〜♪
で、桜が写ってるってことは…(苦笑)

by 理恵 (2010-07-18 12:55) 

mikanpanda

*いわしんぼさん*
写真を撮ろうと思っているときは、それなりに動きやすい服装をしているのですが、スニーカーではなかったので、途中、ものすごく後悔しました。
ハイキングコースは入ってしまったら、途中で引き返すとか、迂回路があるとかという仕組みになっていず、仕方なく最後まで登るはめに。
もっとも、登ったといっても諏訪山の標高は160メートルなんですけどね。(^0^;)

お狐さま、きれいですよね!???
この美しさに魅せられ、あやうくblogの一記事が狐だらけになるところでした(笑)。

神戸海軍営の碑は、本物は神戸の街を見下ろし海を見渡せる場所に、レプリカは港にと、いい場所に設置されています。
それだけ神戸の発展に寄与したということでもあるんでしょうね。


by mikanpanda (2010-07-19 22:37) 

mikanpanda

*レッドパラダイスさん*
石碑の話は『竜馬がゆく』にも出てくるんですね~。

nice!もありがとうございました。(^^)/

by mikanpanda (2010-07-19 22:58) 

mikanpanda

*理恵さん*
神戸で龍馬がらみのところってそうないので、「龍馬伝紀行」では金星台は恐らく紹介されるだろうと読んで(笑)、4月に行っておきました。
海側はそうアップダウンがないからいいけど、山編は低いといっても山ですからねー。
暑くなったら登れそうもないと思って。
ビーナステラスは、裏側に駐車場があるので車で行けば楽なんだけれど、金星台は近くに駐車場がないから歩くしかないはずだし。
あと、桜があったほうが画がごまかしやすいかなーと。

nice!もありがとうございました。(^^)/


by mikanpanda (2010-07-19 23:13) 

mikanpanda

*ほりけんさん*
*あぁさん*
*あんぱんち~さん*
*ヒロさん*

nice!をありがとうございました。(^^)/

by mikanpanda (2010-07-19 23:20) 

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