映画を見よう！＜2009年２月＞ [映画・テレビ]
家で見た映画の２月分のまとめ。
タイトル横の☆は５つが満点です。
今回も趣味に走ってつけています。
『花よりもなほ』（2006年 日本） ☆☆☆☆
監督：是枝裕和
出演：岡田准一、宮沢りえ、古田新太
父の仇討ちのため江戸に出てきた若侍が、個性豊かな面々が集う長屋で暮していくなかで、さまざまな経験を積み成長していく姿をユーモアを織り交ぜて描いた人情時代劇。
劇団☆新感線の舞台で見せる古田新太のかっこよさが垣間見られる、貴重な映像作品。
主演の岡田准一が心優しい若侍をていねいに演じ、それを支える配役（香川照之、寺島進、浅野忠信、加瀬亮・夏川結衣…）が豪華なうえに適材適所。
映画館での上映を見逃したことを激しく後悔。
『迷子の警察音楽隊』（2007年 イスラエル／フランス） ☆☆☆△
監督：エラン・コリン
出演：サッソン・ガーベイ、ロニ・エルカベッツ、サーレフ・バクリ
エジプトの警察音楽隊が、平和交流のために招かれたイスラエルの片田舎で迷子になり、図らずも迷った先でひと晩を過ごすことに。
地元に暮らす人々と、ぎこちなくも心温まる交流を繰り広げる姿をユーモラスに描いたヒューマンコメディ。
言葉も文化も違うえに、かつて敵対国であった人どうしが、ひと晩、一緒に過ごしたら…。
そこには劇的な展開もなく、さらに舞台となるのはイスラエルのこれといった娯楽もない砂漠の町。
でも、だからこそふとした瞬間の心のふれ合いが心地よく響く。
『ブロークバック・マウンテン』（2005年 アメリカ） ☆☆☆☆
監督：アン・リー
出演：ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、ミシェル・ウィリアムズ
牧場の季節労働者として出会ったふたりのカウボーイの、1960年代から20年にわたる秘められた愛を描く。
舞台となるのはアメリカ中西部のワイオミング州。
カウボーイものにさほど魅力を感じないタチなので、今ひとつ入れなかったら途中でやめるつもりで見始めたら、結果は最後までぐいぐいと引き込まれることに。
州によっては同性どうしの結婚も可能な今のアメリカとは違う時代、さらに現在でも封建傾向にある西部を舞台に描いた男どうしの愛憎。
せつない純愛の物語…。
『ヒトラーの贋札』（2007年 ドイツ／オーストリア） ☆☆☆☆
監督：ステファン・ルツォヴィツキー
出演：カール・マルコヴィクス、アウグスト・ディール、デーヴィト・シュトリーゾフ
第二次世界大戦中、ナチスドイツが英米経済の混乱を狙って企てた量の贋札製造を行った“ベルンハルト作戦”。
その裏に秘められた実話を、強制的に贋札作りに従事させられたユダヤ系技術者の視点から描いた戦争ドラマ。
原作は、実際に強制収容所で作戦にかかわったユダヤ人生存者アドルフ・ブルガーの自伝『ヒトラーの贋札 悪魔の工房』。
自分の命を守るため、同胞を苦しめるナチに協力することで生まれる心の葛藤。
壁一枚隔てた向こう側では、同胞が毎日のように命を奪われているという極限に置かれたとき、人はどういった行動をとるのか…。
主人公を善良な一般市民ではなく、もともとが贋札作りの名手という設定が興味深い。
『カッコーの巣の上で』（1975年 米） ☆☆☆☆☆
監督：ミロス・フォアマン
出演：ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー、ウィル・サンプソン
刑務所の強制労働から精神病院へ逃げ込んだ男が、そこで出合った厳しい管理体制に抵抗することで起こるさまざまな出来事…。
1960年代のアメリカを舞台に、人間の尊厳と社会の不条理を描いた人間ドラマ。
学生のときに名画座で見て衝撃を受けた作品。
あらためて見直してみたら、後半部分は各シーンの映像をとても覚えていたことにびっくり。
タイトルになっているカッコーの巣（the cuckoo's nest）とは、「精神病院」の蔑称のひとつ。
自由に生きられる世の中であってほしいと心の底から思う…。
このほか、映画館では『20世紀少年＜第２章＞最後の希望』を見ました。
２月は、家で見た映画に外れがなかったのに比べると、評価するならば☆☆☆という印象。
相変わらずキャストは豪華なのだけれど、原作同様、最終章で尻すぼみしそうなネタフリがあったのが気になるところ。
個人的には、最終章の古田新太の活躍に期待！(笑)
タイトル横の☆は５つが満点です。
今回も趣味に走ってつけています。
『花よりもなほ』（2006年 日本） ☆☆☆☆
監督：是枝裕和
出演：岡田准一、宮沢りえ、古田新太
父の仇討ちのため江戸に出てきた若侍が、個性豊かな面々が集う長屋で暮していくなかで、さまざまな経験を積み成長していく姿をユーモアを織り交ぜて描いた人情時代劇。
劇団☆新感線の舞台で見せる古田新太のかっこよさが垣間見られる、貴重な映像作品。主演の岡田准一が心優しい若侍をていねいに演じ、それを支える配役（香川照之、寺島進、浅野忠信、加瀬亮・夏川結衣…）が豪華なうえに適材適所。
映画館での上映を見逃したことを激しく後悔。
『迷子の警察音楽隊』（2007年 イスラエル／フランス） ☆☆☆△
監督：エラン・コリン
出演：サッソン・ガーベイ、ロニ・エルカベッツ、サーレフ・バクリ
エジプトの警察音楽隊が、平和交流のために招かれたイスラエルの片田舎で迷子になり、図らずも迷った先でひと晩を過ごすことに。
地元に暮らす人々と、ぎこちなくも心温まる交流を繰り広げる姿をユーモラスに描いたヒューマンコメディ。
言葉も文化も違うえに、かつて敵対国であった人どうしが、ひと晩、一緒に過ごしたら…。そこには劇的な展開もなく、さらに舞台となるのはイスラエルのこれといった娯楽もない砂漠の町。
でも、だからこそふとした瞬間の心のふれ合いが心地よく響く。
『ブロークバック・マウンテン』（2005年 アメリカ） ☆☆☆☆
監督：アン・リー
出演：ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、ミシェル・ウィリアムズ
牧場の季節労働者として出会ったふたりのカウボーイの、1960年代から20年にわたる秘められた愛を描く。
舞台となるのはアメリカ中西部のワイオミング州。
カウボーイものにさほど魅力を感じないタチなので、今ひとつ入れなかったら途中でやめるつもりで見始めたら、結果は最後までぐいぐいと引き込まれることに。州によっては同性どうしの結婚も可能な今のアメリカとは違う時代、さらに現在でも封建傾向にある西部を舞台に描いた男どうしの愛憎。
せつない純愛の物語…。
『ヒトラーの贋札』（2007年 ドイツ／オーストリア） ☆☆☆☆
監督：ステファン・ルツォヴィツキー
出演：カール・マルコヴィクス、アウグスト・ディール、デーヴィト・シュトリーゾフ
第二次世界大戦中、ナチスドイツが英米経済の混乱を狙って企てた量の贋札製造を行った“ベルンハルト作戦”。
その裏に秘められた実話を、強制的に贋札作りに従事させられたユダヤ系技術者の視点から描いた戦争ドラマ。
原作は、実際に強制収容所で作戦にかかわったユダヤ人生存者アドルフ・ブルガーの自伝『ヒトラーの贋札 悪魔の工房』。
自分の命を守るため、同胞を苦しめるナチに協力することで生まれる心の葛藤。壁一枚隔てた向こう側では、同胞が毎日のように命を奪われているという極限に置かれたとき、人はどういった行動をとるのか…。
主人公を善良な一般市民ではなく、もともとが贋札作りの名手という設定が興味深い。
『カッコーの巣の上で』（1975年 米） ☆☆☆☆☆
監督：ミロス・フォアマン
出演：ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー、ウィル・サンプソン
刑務所の強制労働から精神病院へ逃げ込んだ男が、そこで出合った厳しい管理体制に抵抗することで起こるさまざまな出来事…。
1960年代のアメリカを舞台に、人間の尊厳と社会の不条理を描いた人間ドラマ。
学生のときに名画座で見て衝撃を受けた作品。あらためて見直してみたら、後半部分は各シーンの映像をとても覚えていたことにびっくり。
タイトルになっているカッコーの巣（the cuckoo's nest）とは、「精神病院」の蔑称のひとつ。
自由に生きられる世の中であってほしいと心の底から思う…。
このほか、映画館では『20世紀少年＜第２章＞最後の希望』を見ました。
２月は、家で見た映画に外れがなかったのに比べると、評価するならば☆☆☆という印象。
相変わらずキャストは豪華なのだけれど、原作同様、最終章で尻すぼみしそうなネタフリがあったのが気になるところ。
個人的には、最終章の古田新太の活躍に期待！(笑)
2009-05-19 20:06
nice!(4)
コメント(4)
20世紀少年の春波夫役が原作とそっくり(≧∇≦)
『カッコーの巣の上で』観たはずなのに、覚えてない。
今度借りてきます。
by あぁ (2009-05-19 23:23)
見事にどれも観てません（＞＜）
「20世紀少年」はいずれ観ると思うけど。
このあいだ「鴨川ホルモー」を観ました。
くだらなくって笑えたｗ
オススメはしないけどｗｗ
by pica (2009-05-21 02:00)
＊あぁさん＊
春波夫、niceな配役でしょ～。
この役に古田新太を思いついた人は偉いと思うわぁ(笑)。
『カッコーの巣の上で』は明るい気持ちになれる映画ではないけれど、大人になって見るとまた違った感想をもつかも？
nice!もありがとうございました。(^^)/
＊picaさん＊
『20世紀少年』は完結してから見るので、いいかも。(^0^;)
『鴨川ホルモー』はプロモーションを見た感じでは、好きな部類に入りそう。
京都の風景も楽しめそうだし。
WOWOW待ちかなぁ？
nice!もありがとうございました。(^^)/
by mikanpanda (2009-05-24 18:21)
＊ねこかどさん＊
＊りんたまごっちさん＊
nice!をありがとうございました。(^^)/
by mikanpanda (2009-05-24 18:23)