メダリスト・浜口京子ちゃん [スポーツ]
スポーツはわりとなんでも見るほうだけど、格闘技だけはあまり見ない。
血が出そうなのは、どうも苦手で(苦笑)。
でも、今回のアテネオリンピックから公式種目になったということで、女子レスリングの試合を見てみた。
女子レスリングは、体重ごとに4つの階級に分かれてた。
そのどの階級にも日本人の有力選手がいるらしい。
そして結果は、銀・金・金・銅と全階級でメダルをとるというすばらしさ。
なかでも、いちばんすごかったのは、72キロ級で銅メダルを獲得した浜口京子。
浜口京子のお父さんは、元プロレスラーのアニマル浜口。
このお父さんがやたらと目立つので、勢いその娘である彼女もマスコミに取り上げられることが多い。
その様子をなんとなく見ていると、彼女はレスリングをする「ファイター」というよりも「優しい女の子」という感じがしてしかたがなかった。
で、私はひそかに「浜口京子ちゃん」とちゃんづけで呼んでいた。
その浜口京子ちゃんは、準決勝で惜しくも敗れる。
採点表示のミスなどもあり、いまひとつしっくりしない負け方だったし、その前にほかの階級の日本人は全員決勝進出を決めていた。
かなりショックだったと思う。
3位決定戦までにもう一度戦う気持ちになれるのか、心配だった。
でも、それは杞憂に。
京子ちゃんは会場に出てきたときからやる気に満ちていた。
これならやってくれそう-。
結果は危なげない勝利。
かっこよかった。
最後にひざまずいてマットにキスをし、京子ちゃんは試合を締めくくった。
試合後のインタビューで、「レスリングが好きなのがよくわかったから気持ちが切り替えられた」と彼女はこたえていた。
それがとってもさわやかで、ますますかっこいい。
優しいだけでなく、かっこいい女の子でもあったんだね。
銅メダル、おめでとうございます。
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