東日本大震災チャリティ演技会 [スポーツ]
相変わらず続く大きな余震、収拾の気配すら感じられない福島第一原発の事故…。
被災地はもちろん、日本全体が心穏やかに暮らせるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。
そんななか、被災地のために少しでも何かできないか?ということから企画された『東日本大震災チャリティ演技会~復興の街、神戸から~』に行ってきました。
バンクーバーオリンピック銅メダリストの高橋大輔を中心に、振り付け師の宮本賢二、東北出身のプロスケーター&指導者の田村岳斗・本田武史などが企画した演技会です。
「演技会」の名があるとおりショーではないので、照明などのきらびやかな演出はなく、演技者は競技会のように明るいリンクの上で滑ります。
さらに、応援バナーや出演者へのプレゼントも遠慮したいという事前告知もありました。
フィギュアスケート2010開幕!~NHK杯 [スポーツ]
同居人の「キーラ・コルピが見たい」というひと言から、名古屋まで「2010NHK杯国際フィギュアスケート競技大会」を見に行ってきました!
この日のためにわざわざ購入したフィンランド国旗(苦笑)とNHK杯パンフレット。
「NHK杯フィギュア」はISUグランプリシリーズ6大会のうちのひとつで、第1回が開催されたのは1979年と、30年近い歴史をもつフィギュアスケートファンにはおなじみの大会です。
今シーズンは、グランプリシリーズの開幕戦となったNHK杯。
新プログラムを初披露する選手が多いので、ことに難しい初戦。
それでいて、6大会終了後に行われる「グランプリファイナル」の出場権を得るためには待ったなしの大会でもあるため、肩慣らしというわけにもいかず。
さらに、ジュニアからシニアへと初参戦の選手もいるので、見どころてんこ盛りの大会です。
バンクーバーで銀色に輝いた『鐘』 [スポーツ]
五輪表彰台に続いていた『道』 [スポーツ]
バンクーバーへの7枚の切符 [スポーツ]
日本に配られたオリンピック行きの切符は7枚。
男子シングルに3枚、女子シングルに3枚、そしてアイスダンスに1枚と、合計7枚の狭き門。
とはいえ狭きながらも、男女シングルとも3枠の出場権をもっているのは日本だけ。
フィギュア界を引っ張ってきたロシアも、フィギュア大国といわれるアメリカも、女子シングルは2枠しか与えられていない。
今の日本女子のレベルはそれだけ高くなっている。
レベルが高くなれば代表争いも熾烈になるわけで…。
男女シングル3枠ずつのうち、それぞれ1枠は「グランプリファイナルで表彰台に上った上位者」という要件を満たした織田信成と安藤美姫が内定を獲得。
残り2枠ずつの最後の選考会となったのが全日本選手権。
いったい誰が滑り込むのか。
選ばれたのは、男子はこの大会を制した高橋大輔と、3位の小塚崇彦。
女子は4連覇を達成した浅田真央と、逆転で2位に入った鈴木明子だった。
男子は波乱のない結果に。
逆に有力選手がひしめく女子の戦いは熾烈なものに。
3位の中野友加里は、2位と0.17差で涙を飲む結果となった。
アイスダンスは全日本で優勝したキャシー・リード&クリス・リード姉弟が順当に選ばれた。
悲願の金メダル [スポーツ]
ひとつは女子サッカーの準決勝、そしてもうひとつはソフトボールの決勝。
先に試合が始まったのは女子サッカー。
世界ランク2位のドイツとの戦い(ちなみに日本のランキングは10位)。
前半、日本は素早くパスを回し、ドイツよりも多く得点チャンスをつくる。
けれども、ドイツはゴールマウスにしっかりとカギをかけ、1点が入りそうで入らない。
ドイツの守備が堅いのは、男子も女子も一緒なようで…。
結果は残念ながら0対2でドイツの勝利。
日本のメダルはならなかった。
優勝したのはアメリカで、2位がブラジル。
それぞれランキングは1位と4位なので、日本は大健闘と言っていいと思う。
全員プロの男子と違い、プロ契約しているのは登録メンバー18人中7人と半数にも満たないのだから。
北島康介、2連覇×2! [スポーツ]
アテネオリンピックでふたつの金メダルを獲得したあとの北島康介は、国内の大会で3位(!)になるなど、とても苦しんでいた時期があった。
けれども、そこからみごとに復活。
2種目を2連覇という偉業を成し遂げた。
とくに200メートルでは、2位に1秒24もの差をつける圧巻の泳ぎ。
その伸びのある美しい泳ぎはまるで芸術品のよう。
ターンのあとバサロキックをひとつ、そしてひとかき・ひと蹴りで浮き上がってきたときには、さらに後続を突き放すテクニックがあるのも彼の武器。
そのうえで、彼にはメンタリティの強さもある。
アテネオリンピック後の彼を見ていて、北島康介でも自分を見失うことがあるのだなと思った。
それでも、彼ははい上がってきた。
あせる気持ちも惑う気持ちもあったはず。
それを乗り越えられたからこそ、北島康介にはこの栄誉が待っていたのだろう。
世界水泳~男子4×100mメドレーリレー [スポーツ]
世界水泳メルボルン大会の最後を飾ったのは、男子4×100メートルメドレーリレー。
この種目、優勝候補の筆頭だったアメリカが引き継ぎ違反でまさかの予選落ち。
これによって、マイケル・フェルプスの8冠達成の偉業は消え(7冠でも十分すごいけど)、北島康介とブレンダン・ハンセンの対戦はまたもおあずけに…。
何が起こるかわらかないもんだねぇ。
結果、日本はオーストラリアに続く2位に!!
トップバッターの森田智己(背泳ぎ)が集団に埋もれがちの4位で帰ったときは不安もよぎったけれど、第2泳者の北島康介(平泳ぎ)がすごかった。
さすが王者、北島は先行する3人を抜き去ったうえに貯金をつくって第3泳者の山本貴司(バタフライ)にバトンタッチ。
そのトップの座を山本がきちんと守り、アンカーの細川大輔(自由形)へ。
細川もオーストラリアに交わされながらもあきらめずに食らいつき、日本新記録でみごと銀メダルを獲得。
この種目では、オリンピックでも世界水泳でも、これまで日本は銅メダルが最高だったので、まさに大会の有終の美を飾るレースになった。
北島康介にはとうていなれないけれど、今週はプールに行って泳いでこよう。
世界水泳~男子200m平泳ぎ [スポーツ]
水泳は、私ができる数少ないスポーツ。
(といっても、いちおう泳げるというだけで、選手だったわけではもちろんない)
そして、そのなかでもいちばん好きな泳ぎは”平泳ぎ”。
というわけで、日本の平泳ぎの第一人者・北島康介にはとくに注目している。
その北島クン、世界水泳メルボルン大会の男子200メートル平泳ぎでみごと1位に!
2大会ぶりの金メダルを獲得した。
男子100メートル平泳ぎでは、ライバルのブレンダン・ハンセン(米)にタッチの差で惜しくも2位。
雪辱を誓った200メートル平泳ぎでは、そのハンセンが急な体調不良により予選から棄権。
ふたりのライバル対決はまたの機会におあずけになってしまった。
ライバル不在とはいえ、決勝の北島康介の泳ぎはここ数年の不調からの復活を十分感じされてくれるものだった。
結果は2位以下に1秒以上の差をつけての圧勝。
競る相手がいなかったのもあって残念ながら世界記録の更新はならなかったけれど、来年開催される北京オリンピックへの大きな弾みになったはず。
これからの活躍がさらに楽しみになってきた。
早実、初優勝! [スポーツ]
15回引き分け再試合になった夏の高校野球決勝戦の2日目。
今度は9回で決着を見た。
スコアは4対3の1点差と、前日に引き続き好ゲームに。
4対1で迎えた9回表。
夏の大会の3連覇をめざす駒大苫小牧は、ヒットとホームランで早稲田実業に1点差に詰め寄る。
逆転? それともまた延長?という心配をよそに、ズルズルいかずにあっという間に立て直しができるのが早実のエース・斎藤佑樹くんのすごいところ。
4番・5番をきっちり押さえ、ツーアウトでバッターボックスに迎えたのが好敵手・駒苫のエース・田中将大くん。
そこで斎藤くんは4日連続登板とは思えない144キロのストーレトで田中くんを空振り三振にとり、みごと優勝投手に輝いた。
早実は高校野球の第1回大会から出場している伝統校だけれど、優勝は春の選抜のみで、夏は準優勝が最高。
悲願の初優勝を飾った。
7試合をほとんど表情を変えずに投げぬいた斎藤くんも、応援してくれたレフト側アルプススタンドに挨拶に向かうときには涙を見せていた。
誰の顔が見えたのかな?
きっとホッとしたのだろう。
斎藤・田中の両エースはもちろんすばらしかったけれど、ほかのナインも集中を切らさずよく戦っていた。
15回を終えた翌日なのに大味な試合にならず、見ていてすがすがしい気持ちに。
こういうのを「歴史に残る名試合」って言うんだろう。
テレビ前でも立ち会えてよかった。
両校の選手、みんなに拍手を送りたい。