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映画を見よう!<2010年1月> [映画・テレビ]

2009年、途中で頓挫した家で見た映画の覚え書き。
メモはとってあるのです、メモは(苦笑)。
言い訳はともかく、2010年は完走したいものです

タイトル横の☆は、5つが最高。
4つがまた見たい。
3つが及第。
△は0.5を表します。
私の偏った趣味でつけてますので、どうぞよろしく。

『カンフー・パンダ』(2008年 アメリカ) ☆☆☆☆
監督:マーク・オズボーン、ジョン・スティーヴンソン
出演(声):ジャック・ブラック、ダスティン・ホフマン、アンジェリーナ・ジョリーほか
偶然か運命か、ひょんなことから伝説のカンフーマスター”龍の戦士”の継承者に選ばれてしまったパンダのポー。
カンフーを愛する気持ちはあれども、修行経験がないうえに贅肉だらけとマスターへの道は前途多難。
そんな矢先、囚われの身だった悪のカンフーマスターのユキヒョウが脱獄を図る…。

ドリームワークス制作のアニメーション。
声を担当した俳優も豪華で、ポーの師匠役のダスティン・ホフマンはいい声だと改めて実感。
でも、いちばん心に残ったのは師匠の師匠(ゾウガメ)役のランダル・ダク・キム!
カンフーシーンも迫力があり、アニメならではのアングルがかっこいい。
これでパンダの尻尾が黒じゃなければ…。

『マンマ・ミーア!』(2008年 アメリカ/イギリス) ☆☆☆△
監督:フィリダ・ロイド
出演:メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、アマンダ・セイフライドほか
ギリシャの小さな島の小さなホテルで、母ひとり子ひとりで育ったソフィ。
父親を知らずに成長したソフィは、自分の結婚式を機に父に会いたいと、その可能性がある男性に式の招待状を送る。
が、その数は3人!
果たして3人のうち誰がソフィの父親なのか?

1999年にイギリスで初演されたミュージカルを映画化。
"Dancing Queen" "The Winner Takes It All"など、全編がABBAの曲でつづられている。
母親役のメリル・ストリープが、ノリノリで歌い・踊る…。
ハリウッドで、長年、一線に立っている女優の底力は半端じゃなかった。
娘役のA・セイフライドはキュートで、透明感のある歌声が魅力的(M・ストリープには全然似ていないけれど)。

『誰も守ってくれない』(2009年 日本) ☆☆☆△
監督:君塚良一
出演:佐藤浩市、志田未来、松田龍平、柳葉敏郎、石田ゆり子ほか
小学生姉妹刺殺事件の容疑者として逮捕されたのは、近所に住む未成年の少年だった。
逮捕者が出たことで、突然、マスコミの激しい取材攻勢に遭い、世間のバッシングにさらされる残された家族。
そんななか、応援に駆り出された暴力班係の刑事が容疑者家族の保護を命じられる。

加害者家族に焦点を当てた「社会派」といっていい作品。
未成年が起こした事件を見るたび、その子にもし兄弟がいた場合その立場は?とどうしても思ってしまう。
それに対するひとつの回答がこの作品の中にはあった。
過剰とも思えるシーンが気になりつつも、他人事だなんて誰にも言い切れないだけに背筋が凍る。
BGMとして流れるLiberaのボーイズソプラノが印象的。

『クレイマー、クレイマー』(1979年 アメリカ) ☆☆☆☆△
監督:ロバート・ベントン
出演:ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ、ジャスティン・ヘンリーほか
広告代理店でデザイナーとして働くテッドは、家のことは妻に任せっきりの仕事第一の男。
そんな彼がある日、突然、妻から離婚を言いわたされる。
それが、テッドと7歳になる息子ビリーの二人暮らしの始まりだった…。

何度見ても色あせない映画。
若き日のM・ストリープが美しく、D・ホフマンは誰がなんと言おうと名優。
それでもいちばん印象に残るのは、両親の間で板挟みになるビリー役のJ・ヘンリー。
我慢に我慢を重ねただけの結婚生活を続けることに意味は見いだせないけれど、「離婚」で受ける子供のダメージはどうしたって大きい…。

最後は映画館で見たもの。

『ジュリー&ジュリア』(2009年 アメリカ) ☆☆☆☆
監督:ノーラ・エフロン
出演:メリル・ストリープ、エイミー・アダムス、スタンリー・トゥッチほか
1949年、ジュリアは外交官の夫の転勤でパリにやってきた。
食べることが大好きな彼女は一念発起し、プロ養成コースでフランス料理を学ぶことを決意。
玉ネギのみじん切りもろくにできないというのに…。
そのおよそ50年後、30歳を目前に控えたジュリーは、着実にキャリアを重ねる友達に取り残されていく不安を抱えていた。
何かを変えたいとあせるジュリーは、ジュリアの料理本に載っている524のレシピを1年で制覇し、ブログに載せるという無謀な計画を思いつく…。

julie&julia.jpgM・ストリープ演じるジュリア・チャイルドは、アメリカでは抜群の知名度を誇る仏料理研究家。
その料理を作りブログに載せたA・アダムス演じるジュリー・パウエルもまた実在の女性。
50年の時を越えたふたりのアメリカ人女性の実話をもとにした物語。
パワフルで陽気な”おばさん”を演じるM・ストリープ。
いったいどのくらい体重を増やしたのやら?
見るたびに別人、でも違和感がない彼女の懐の深さに感動。
A・アダムスはそれに自然体のかわいらしさで応じている。
ジュリアもジュリーも、バックアップを惜しまない優しいパートナーがいるあたりは、女性の願望を心得ている女性監督ならでは?
小さくてもいいから、何か一歩を踏み出してみたくなる。
そして、おいしそうなフレンチの数々にお腹がすくこと請け合い!(笑)

2010年はメリル・ストリープの七変化(見たのは3作品だけど)で幕開けです。
躍動していたり、豪快だったり、若かったり…、どの彼女も魅力的。
役柄によってまったくイメージを変えられる、まさに”優れた女”。
好きな女優さんのひとりです。

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hina

こんにちは☆

映画館って行き出すと、続けて見に行ったりするのですが、最近は遠のいております。
もっぱらケーブルテレビで適当に見る感じです(^^ゞ
でも、のだめを見に行かなくては(笑)


by hina (2010-02-03 15:57) 

☆ ぴか姉 ☆

カンフーパンダは観ました!(但しDVDで)
食べ物に釣られて修行する姿に親近感が・・・(笑)
「クレイマー、クレイマー」は、やっぱりTVで観た記憶が。
ダスティン・ホフマンの父親へと変わっていく姿にほろりとしちゃいました。
映画館には最近、とんと足を運んでないので
話題の「アバター」でも見に行こうかな?と思ってます。

by ☆ ぴか姉 ☆ (2010-02-03 16:58) 

mikanpanda

*hinaさん*
私も、映画館で見るのはせいぜい月1程度です。
あとは同じくCATV+WOWOWでの放送されているものをピックアップしています。
『のだめ』はドラマは見ていましたよ~。
前後編なのでできたら一気に見たいかも。(^0^;)

nice!もありがとうございました。(^^)/

*ぴか姉さん*
『クレイマー、クレイマー』の父子の関係は、朝食のフレンチトーストでうまく表現されていますよね~。
派手さのある映画ではないからこそ、役者の演技が大切になる作品だと思います。
『アバター』は見るなら映画館でのほうがよさそうですね。
それも3D???

nice!もありがとうございました。(^^)/
by mikanpanda (2010-02-05 20:08) 

pica

「カンフー・パンダ」は高評価ですね。
…私は観てないので、わからないけど(笑
「誰も守ってくれない」は観たいと思いつつ、いまだ叶わず。
志田未来ちゃんが好演してると聞いてるけど、どうでした?
by pica (2010-02-05 20:11) 

mikanpanda

*picaさん*
『カンフー・パンダ』は、ジャッキー・チェンがアクションのシーンの監修&声優としをしているので、意外とそのあたりがしっかりしていたんですよ。
あと、印象に残るセリフもあったし。
(ストーリーは単純ですが 笑)
で、「また見てもいいかも」の☆4つにしました。

『誰も守ってくれない』の志田未来ちゃんは、大物になりそうだなぁって思いました。
ほぼ佐藤浩市と一緒のシーンばかりなので、それなりに演じてもらえないと映画として成り立たないですからねぇ~。
これから楽しみな女優さんです。

nice!もありがとうございました。(^^)/


by mikanpanda (2010-02-05 20:24) 

ねこかど

誰も守ってくれない、見たいなぁと思いました。
メリル・ストリープはステキですよね。「ソフィーの選択」が印象深いです。
by ねこかど (2010-02-08 17:19) 

mikanpanda

*ねこかどさん*
メリル・ストリープは映画で見るたび印象が違い、驚きます。
ここ数年の『プラダを着た悪魔』『マンマ・ミーア!』『ジュリー&ジュリア』の3つをとってもどれもまったくの別人。
『ソフィーの選択』はずいぶん前に見たことあるのですが、また見てみたい作品です。

nice!もありがとうございました。(^^)/

*あぁさん*
nice!をありがとうございました。(^^)/

by mikanpanda (2010-02-09 23:09) 

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