アジアカップ予選 日本vs.イエメン [サッカー]
オシム監督になっての2戦目は、2007年にタイ、マレーシア、ベトナム、インドネシアの4カ国で共同開催されるアジアカップ予選のイエメン戦。
その対戦相手のイエメンの皆さんは、前評判どおりというか、予想以上に引いて守るチームだった。
ホームのときに挽回すればいいと考えいているのか、やたらと倒れて時間稼ぎをする。
(ロスタイムが6分もあるなんてそうそうない!)
それでいて、プレスは厳しく早い。
そんな相手を、日本代表はちっとも崩せない。
オシム監督が「駅の多い各駅停車」と怒るように、後ろで攻めあぐねてボールを回すシーンの多いこと。
DF坪井も、サイドの選手が前線にボールを供給してくれないようならば、意外と(?)うまいドリブルで持っていけばいいのに…。
前監督時代に守備のフォローがあまりなかった弊害か、どうしても後ろにはりつきがち。
後半は動きのある羽生・勇人が入ってボールも動き出し、なんとか2得点で勝ち点3を得られたからよかったものの、課題の残る試合だった。
オシム監督の采配を見ていると、課題を見つけるための選手起用とも思えなくもないけど(苦笑)。
まあ、なんといってもまだ2戦目。
これからどんどん選手は振るいにかけられるのだろう。
次の日本代表の戦いは、アウェイでのサウジアラビア戦とイエメン戦。
この連戦では、海外のチームに籍を置く選手の選出もありそう。
それから、鹿島・横浜FM・川崎・千葉はナビスコカップの準決勝があるのだけれど、それとの兼ね合いはどうするんだろう。
いずれにしても、誰が選ばれるのかから楽しめるのは本当にありがたいこと。
阿部にFKを蹴らせなかったのも、後半になってから勇人や羽生を入れたのもワザとかなあ、なんて穿ってしまいますね、あのオッサンは。
でもJリーグに戻ってプレイする時の意識が変われば、オシムはまた声を掛けてくれるはずです。
ジェフのベテランの斎藤や若手の水野、水本は、そうやって少しずつ反省と思考を繰り返してますよね。
リスクを怖れる事を最も嫌うオシムの考え方は練習でなく、実戦で、それもタフな試合、負け試合で浸透するのではないですか。
何しろ旧代表含めて70人近くのエントリーがあるので、Jの試合の度に代表候補が増えるような気がします。面白いっすけど。
by KAZZ (2006-08-22 23:34)
勇樹にFKを蹴らさなかったのは、A3でPKを大きくふかして外したばかりだからかなぁと…。
FKに関しては、なんだかんだ言っても俊輔がいちばんうまいでしょうね。
8月のJは連戦に次ぐ連戦だし、オシムにはしごかれているしで、代表に選ばれている人たちはかなり疲れているようです。
これで月末には遠征ですからねぇ。
いろんな意味でタフじゃないと、代表は務まらないんだなぁと思います。
by mika (2006-08-23 13:10)