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『ロッキー・ホラー・ショー』(シアターBRAVA!) [演劇・ミュージカル]

2012年最初の観劇は久しぶりのミュージカルで、その名も『ロッキー・ホラー・ショー』!rocky.jpg
1974年に英・ロンドンでの初演から、映画化もされ、今なおカルト的に人気を誇る作品です。
なんとも濃い演目で年明けを迎えちゃいました(苦笑)。

開演前の客席。
メイド風の衣装に身を包んだ女性たちが数人、ポップコーンを売っています。
もちろん観劇中に食べることはできないのだけれど、キャストの顔がプリントされたパッケージなので、お土産にもなりそう。
ポップコーンを買うと、売り子さんが「こちらのお客さま、ポップコーンお買い上げで~す!」と大きな声で紹介してくれます。
その声に応えて、立ち上がって挨拶する人・購入したポップコーンの箱を振る人…。
それを見てほかのお客さんも拍手で盛り上げます。
客席がすっかり温まったころ、売り子さんのひとりの歌からいよいよ舞台は開幕へ。

友人の結婚式に参列した勢いで婚約してしまったジャネット(笹本玲奈)とブラッド(中村倫也)。
ふたりはそのことを恩師(右近健一)に報告しようと、嵐のまっただ中、車を走らせていた。
ところが、運悪くタイヤがパンクしてしまう。
途方に暮れたふたりは、人里離れた場所に立つ古城に助けを求めることにする。
ふたりを城に招き入れてくれたのは、不気味な雰囲気の漂う男・リフラフ(岡本健一)。
彼は城の主であるフランク・"N"・フルタ(古田新太)の執事だという。
恐ろしく場違いな雰囲気に戸惑うふたり。
そんなことにはおかまいなしく、城ではパーティが始まるのだが…。


今回、私が手に入れたチケットは前から2列目。
目の保養になりそうな演目ではないので、この席運を別のときに使いたかったと思いつつ着席。
案の定、ボンテージルックをまとった古田新太は悪い夢でも見せられているかのよう。
頼みの岡本健一は、生え際が後退したロングヘアのカツラをつけていてジャニーズの面影なし。
そんな私に希望を与えてくれたのが、ロッキー役の辛源。
予想していたよりは大柄ではなかったけれど、美しい筋肉がついた細マッチョな姿はギリシャ彫刻のよう。
人造人間役も納得の美しさでした。

一方、ぱっと見、美しさの欠片もない古田新太。
なのに、歌ったり踊ったりすると不思議な色気があり、上半身はともかく美脚なのも手伝って、徐々に「これはこれでありかも」と古田色に染まっていきます(笑)。
何より演じているご本人がとても楽しそう。
そして『ロッキー・ホラー・ショー』の音楽がいい!
なので、スピーカーに近かったせいか歌詞が聞き取りにかったのが心の残り。

それからもうひとつ心残りがありました。
これから見に行かれる方は、ぜひ公式サイトの”RULES”をチェックしてから行くことをおすすめします。
観客参加型の要素があるので、さらに楽しめること請け合い。
あとはナイトメアな世界にすんなりと入れたもの勝ち!

ところで、カーテンコールでROLLYが熱いギター演奏を披露して盛り上げてくれていたのだけれど、そのうちの1曲が関西ローカルではおなじみのサウナのCM曲。
ということは会場によって演奏曲は変えるはず。
東京公演では何を演奏するんだろう?
気になる…。

<追記>
東京公演を見に行った友人の情報によると、カーテンコールでは、日曜夜に放映されている長寿アニメのオープニング曲を演奏したとのこと。

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コメント 1

mikanpanda

*ハマコウさん*
*hisaさん*

nice!をありがとうございました。(^^)/

by mikanpanda (2012-02-09 19:01) 

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