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フィギュアスケート2010開幕!~NHK杯 [スポーツ]

暑くて長い夏が終わり、秋が来たのか来ないのかよくわからないうちに、早くもフィギュアスケート2010/2011年シーズンが開幕です。
同居人の「キーラ・コルピが見たい」というひと言から、名古屋まで「2010NHK杯国際フィギュアスケート競技大会」を見に行ってきました!

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この日のためにわざわざ購入したフィンランド国旗(苦笑)とNHK杯パンフレット。

「NHK杯フィギュア」はISUグランプリシリーズ6大会のうちのひとつで、第1回が開催されたのは1979年と、30年近い歴史をもつフィギュアスケートファンにはおなじみの大会です。
今シーズンは、グランプリシリーズの開幕戦となったNHK杯。
新プログラムを初披露する選手が多いので、ことに難しい初戦。
それでいて、6大会終了後に行われる「グランプリファイナル」の出場権を得るためには待ったなしの大会でもあるため、肩慣らしというわけにもいかず。
さらに、ジュニアからシニアへと初参戦の選手もいるので、見どころてんこ盛りの大会です。

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見に行ったのは大会2日目。
まずは男子シングルショートプログラムでスタートです。
男子は、昨シーズンの全日本チャンピオンで世界チャンピオンの高橋大輔と、全米チャンピオンのジェレミー・アボットが激突!
そこに、世界ジュニアチャンピオンの羽生結弦がどこまで迫れるかに注目です。

男子シングル
1位 高橋大輔(JPN) 78.04+156.75
2位 ジェレミー・アボット(USA) 74.62+143.57
3位 フローラン・アモディオ(FRA) 70.01+143.76
4位 羽生結弦(JPN) 69.31+138.41
(3日目のFPを含めての最終順位)

結果は高橋大輔の堂々の1位。
小柄な体なのにひと滑りが大きく、実際よりずっと大きく見える大輔。
会場も大盛り上がりで、さながら”大輔祭り”。
アボットは長い手足を生かした流れるような美しい滑り。
出来に差があるのが難だけれど、NHK杯では大きなミスなく演技をしてくれました。
今シーズンから、あのニコライ・モロゾフをコーチに迎えたアモディオは、こちらは小柄でいて華やか。
20歳なのでさらに伸びしろがありそうで楽しみな選手です。
羽生結弦くんはFPでクワドトゥループを決めるなど、シニアデビューとは思えない強心臓ぶりを発揮。
体力がついてくればさらに上位も狙えそうな、大注目選手。

続いてはアイスダンスのフリーダンス。
こちらは、なんてったって全米チャンピオンで、バンクーバーオリンピック&ワールドとも2位のメリル・デービス/チャーリー・ホワイトに注目。
日本からはリード姉弟が出場します。

アイスダンス
1位 メリル・デービス/チャーリー・ホワイト(USA) 66.97+98.24
2位 ケイトリン・ウィーバー/アンドルー・ポジェ(CAN) 58.69+82.88
3位 マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ(USA) 53.68+83.25
7位 キャシー・リード/クリス・リード(JPN) 44.90+69.62

デービス&ホワイトの演技はもう別世界。
そして北米強し!
デービス&ホワイトのツイズルの息の合いっぷりの裏には、どれだけの練習の積み重ねがあるのか…。
日系アメリカ人のシブタニ兄妹は、これがシニアデビュー。
ジュニア時代よりも洗礼された感じを受けました。
滑らかで美しい滑りが魅力です。

2日目は長い一日。
各競技の合間は製氷などで20~30分ほど空くので、その間は会場横の広場でリフレッシュ。

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会場となったのは、名古屋の日本ガイシアリーナ。

どんどんいきます。
次はペアのフリーです。
バンクーバーオリンピック2位・世界チャンピオンのチン・パン/ジェン・トンが生で見られるなんて幸せ♪
日本からペアで出場するのは、シニアに本格参戦の高橋成美/マービン・トラン組。

ペア
1位 チン・パン/ジェン・トン(CHN) 67.10+122.27
2位 ベラ・バザロワ/ユーリ・ラリョーノフ(RUS) 60.16+113.67
3位 高橋成美/マービン・トラン 57.23+98.43

アイスダンス同様、オリンピックメダリスト・パン&トンの演技は群を抜いていました。
ペアスケーターとしてはふたりの身長差がないほうなのでダイナミック!
さらに、優勝インタビューで、「日本の皆さんの、変わらぬ温かい応援があったから納得のいく演技ができた」と言ってくれたのもうれしかった。
このところの日中関係にふたりも胸を痛めているのでしょう。
3位に入った高橋&トラン組も頑張りました。
フリーはあまり力を発揮できていなかったようだけれど、ジュニア時代よりもリフトなどがずいぶんと上手に。
これからも日本代表として活躍してほしいもの。

そして、トリを飾る種目は女子シングル。
全日本チャンピオンで世界チャンピオンの浅田真央、欧州チャンピオンのカロリーナ・コストナー、全米チャンピオンのレイチェル・フラットがそろい踏みと文句なく豪華なメンツ。
さらに日本からは、世界ジュニアチャンピオンの村上佳菜子がシニアに初参戦。

女子シングル
1位 カロリーナ・コストナー(ITA) 57.27+107.34
2位 レイチェル・フラット(USA) 53.69+107.35
3位 村上佳菜子(JPN) 56.10+94.06
4位 キーラ・コルピ(FIN) 52.60+95.84
8位 浅田真央(JPN) 47.95+85.45

真央ちゃんが8位に沈みました…。
NHK杯の20日ほど前に行われた「Japan Open」で、ジャンプにかなり苦戦していたので厳しい戦いになるだろうとは思っていたけれど、目の前に繰り広げられたのは予想を超える痛々しさ。
それを受けてか、女子シングル全体が重い雰囲気になってしまい、ミスをする選手が続出。
そんななか、雰囲気に飲み込まれずに滑りきることができたカロリーナ・コストナーとレイチェル・フラットが1位と2位に。
優勝インタビューでコストナーが、「フィギュアスケートは練習は大変だし、うまくいかなくて転ぶこともあるけれど、フィギュアスケートが好きだという気持ちを伝えたいと思ってみなリンクに立っている」と言っていました。
それが、昨シーズン不調なことが多かった彼女自身と、いま苦しんでいる浅田真央に向けての言葉に思え、重苦しい雰囲気だった会場が少し救われた感じに。
昨シーズン笑顔の少なかったコストナーの、はにかんだような笑顔もすてきだったし。
いま、一からジャンプを見直している途上の真央ちゃんにも、ぜひこの苦しい時期を乗り越えてもらいたいと思います。

最後に女子シングルの表彰式を見て、会場を出たのが夜9時過ぎ。
会場入りしたのがお昼の12時前だったので、休憩含めて9時間以上日本ガイシアリーナにいたことになります(笑)。
諸般の事情から日帰りだったため、ひつまぶしを食べるとか、名古屋城に行くとか、名古屋らしさはまったく味わえなかったけれど、貴重な一日を過ごすことができました。
チケットがとれてよかった~。

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実際に会場を出たときは、外はもちろん真っ暗。

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コメント 5

あぁ

高橋大輔さん、なんて大きく見えるのでしょう。小柄だと感じませんでした。

真央ちゃん、この状態が続く訳ではなし、と思ってます。
by あぁ (2010-10-29 08:58) 

mikanpanda

*あぁさん*

男子シングルの表彰式で、真ん中のいちばん高いところに高橋大輔が立ったにもかかわらず、隣(2位)のアボットのほうが頭の位置が高かったので、高橋くんはちょっと背伸びをしたりしていました。
それを見て、いちばん低い位置(3位)にいるアモディオがジャンプして背の高さを合わせようとしたのですが、彼も小柄なのでアボットの高さにはとうていかなわず。
高橋大輔もアモディオも小柄だけれど、どちらもそれを感じさせない大きなスケーティングでした。

真央ちゃんは、きっと乗り越えてくれるはずと私も思っています。

nice!もありがとうございました。(^^)/

by mikanpanda (2010-10-31 22:09) 

mikanpanda

*bee-15さん*

nice!をありがとうございました。(^^)/

by mikanpanda (2010-10-31 22:13) 

理恵

NHK hi の新感線番組見ました。
成志さんも、じゅんさんも映ってるのがかなしー。
でも、内容的には面白かったね。
今回のパンフレットも昔を振り返るのやってたから、そうゆうタイミングなんだろうけど。
by 理恵 (2010-11-14 00:50) 

mikanpanda

*理恵さん*
NHK hiの新感線番組は録画で見ました。
じゅん&成志のケガについてはとくに触れていなかったですね。
懐かしい映像も見られて楽しかったけれど、これから見る『鋼鉄番長』のことを思うとちょっと複雑。(^0^;)

by mikanpanda (2010-11-17 22:57) 

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