映画を見よう!<2010年8月> [映画・テレビ]
まずは暑いさなか、家で見たものから。
『ピアノの森』(2007年 日本) ☆☆☆
監督=小島正幸
出演(声)=上戸彩、神木隆之介、宮迫博之、池脇千鶴、福田麻由子
父は著名なピアニストで、自身もピアノに打ち込む小学5年の雨宮修平。
田舎の学校へ転校してきた彼は、同級生となった一ノ瀬海と出会う。
放課後、海に連れられ修平はピアノが棄てられている森の奥へと向かう。
修平が鍵盤をたたいてもまったく音が出ないそのピアノは、不思議なことに海がたたいたときだけ音が出るのだった…。
一色まことのコミック『ピアノの森 The perfect world of KAI』を原作としたアニメーション。
天賦の才をもつ少年と出会ったことで、環境と努力が持ち味だった秀才の心が揺れる…。
努力できるのも才能のひとつだけれど、それをいかに楽しめるかも、表現者には必要不可欠なのかも。
声優陣の力量にはバラツキあり。
随所に盛り込まれているピアノ演奏が心地いい。
『暗くなるまで待って』(1967年 アメリカ) ☆☆☆☆
監督=テレンス・ヤング
出演=オードリー・ヘプバーン、アラン・アーキン、リチャード・クレンナ
事故で目から光を失ったスージーは夫とふたり暮らし。
ある日、いつものように夫を見送ったあと部屋に戻ったスージーは、家の中に微妙な違和感を覚える。
そこへ夫の旧友を名乗るマイクという男が現れた。
マイクを歓待するスージーだったが…。
オードリー・ヘプバーン主演のサスペンス映画。
舞台劇がもとになっているので、ほぼアパート内部のみの密室劇。
子供のときにテレビで見て展開にハラハラした記憶があるのだけれど、大人になって見ても、主人公の”盲目”という点をうまく使っている”見せる”映画。
この作品を家で見るときは、日の高いうちではなく、あたりが暗くなるまで待って。
お次は、暑いさなか、出かけてみたもの。
『インセプション』(2010年 アメリカ) ☆☆☆☆
監督=クリストファー・ノーラン
出演=レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、 ジョセフ・ゴードン=レヴィット
コブは、他人の夢の中に潜入してそのアイデアを盗み出す企業スパイ。
しかし今や国際指名手配犯となってしまい、逃亡の身だ。
そんなコブに、サイトーと名乗る男からある依頼が舞い込む。
成功すれば再び”人生”を取り戻すことができるという約束を受け、メンバー探しに着手することに。
L・ディカプリオ扮する企業スパイへの依頼者として登場する渡辺謙。
大物感たっぷりで、ディカプリオと並んでも引けをとらない存在感は感動もの。
他人の夢の中に侵入するという着眼点もおもしろく、それが二層三層と深くなっていく、微妙なややこしさ具合もほどよく、画面に引き込まれた。
夢の中なのだから、後半ももっと派手なCGでもよかったかも。
『借りぐらしのアリエッティ』(2010年 日本) ☆☆☆△
監督=米林宏昌
出演(声)=志田未来、神木隆之介、三浦友和、大竹しのぶ、樹木希林
両親と暮らす14歳の少女・アリエッティは、とある古い屋敷の床下に住み、生活に必要なものを拝借する小人の一族。
ある日アリエッティは、決して見られてはいけない人間のひとり、少年の翔に姿を見られてしまう。
好奇心旺盛な彼女は、言いつけを破り翔との距離を縮めていこうとする…。
アリエッティたちの移動する様、庭の描写などは期待以上の出来でうっとり。
アリエッティのお母さんが14歳の母としては老けた容貌なのが気になった以外は、声優陣も適材適所。
ただ、全体としては「小品」の域は出ていないので、DVDで見たら映像の美しさは半減するだろうし、家で見たら物足りなく感じそう。
原作はイギリスのメアリー・ノートン。
『ピアノの森』(2007年 日本) ☆☆☆
監督=小島正幸
出演(声)=上戸彩、神木隆之介、宮迫博之、池脇千鶴、福田麻由子
父は著名なピアニストで、自身もピアノに打ち込む小学5年の雨宮修平。
田舎の学校へ転校してきた彼は、同級生となった一ノ瀬海と出会う。
放課後、海に連れられ修平はピアノが棄てられている森の奥へと向かう。
修平が鍵盤をたたいてもまったく音が出ないそのピアノは、不思議なことに海がたたいたときだけ音が出るのだった…。
一色まことのコミック『ピアノの森 The perfect world of KAI』を原作としたアニメーション。
天賦の才をもつ少年と出会ったことで、環境と努力が持ち味だった秀才の心が揺れる…。
努力できるのも才能のひとつだけれど、それをいかに楽しめるかも、表現者には必要不可欠なのかも。
声優陣の力量にはバラツキあり。
随所に盛り込まれているピアノ演奏が心地いい。
『暗くなるまで待って』(1967年 アメリカ) ☆☆☆☆
監督=テレンス・ヤング
出演=オードリー・ヘプバーン、アラン・アーキン、リチャード・クレンナ
事故で目から光を失ったスージーは夫とふたり暮らし。
ある日、いつものように夫を見送ったあと部屋に戻ったスージーは、家の中に微妙な違和感を覚える。
そこへ夫の旧友を名乗るマイクという男が現れた。
マイクを歓待するスージーだったが…。
オードリー・ヘプバーン主演のサスペンス映画。
舞台劇がもとになっているので、ほぼアパート内部のみの密室劇。
子供のときにテレビで見て展開にハラハラした記憶があるのだけれど、大人になって見ても、主人公の”盲目”という点をうまく使っている”見せる”映画。
この作品を家で見るときは、日の高いうちではなく、あたりが暗くなるまで待って。
お次は、暑いさなか、出かけてみたもの。
『インセプション』(2010年 アメリカ) ☆☆☆☆
監督=クリストファー・ノーラン
出演=レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、 ジョセフ・ゴードン=レヴィット
コブは、他人の夢の中に潜入してそのアイデアを盗み出す企業スパイ。
しかし今や国際指名手配犯となってしまい、逃亡の身だ。
そんなコブに、サイトーと名乗る男からある依頼が舞い込む。
成功すれば再び”人生”を取り戻すことができるという約束を受け、メンバー探しに着手することに。
L・ディカプリオ扮する企業スパイへの依頼者として登場する渡辺謙。
大物感たっぷりで、ディカプリオと並んでも引けをとらない存在感は感動もの。
他人の夢の中に侵入するという着眼点もおもしろく、それが二層三層と深くなっていく、微妙なややこしさ具合もほどよく、画面に引き込まれた。
夢の中なのだから、後半ももっと派手なCGでもよかったかも。
『借りぐらしのアリエッティ』(2010年 日本) ☆☆☆△
監督=米林宏昌
出演(声)=志田未来、神木隆之介、三浦友和、大竹しのぶ、樹木希林
両親と暮らす14歳の少女・アリエッティは、とある古い屋敷の床下に住み、生活に必要なものを拝借する小人の一族。
ある日アリエッティは、決して見られてはいけない人間のひとり、少年の翔に姿を見られてしまう。
好奇心旺盛な彼女は、言いつけを破り翔との距離を縮めていこうとする…。
アリエッティたちの移動する様、庭の描写などは期待以上の出来でうっとり。
アリエッティのお母さんが14歳の母としては老けた容貌なのが気になった以外は、声優陣も適材適所。
ただ、全体としては「小品」の域は出ていないので、DVDで見たら映像の美しさは半減するだろうし、家で見たら物足りなく感じそう。
原作はイギリスのメアリー・ノートン。
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