『薔薇とサムライ~Goemon Rock Over Drive~』(梅田芸術劇場) [演劇・ミュージカル]
天下の大泥棒・石川五右衛門が、釜ゆでにされずに逃げ延びていたとしたら…。
2008年、劇団☆新感線が石川五右衛門を主人公として上演した『五右衛門ロック』。
その続編が再び舞台に!
(といっても、厳密に言うとパラレルワールドらしい)
17世紀のヨーロッパ。
小国コルドニア王国の領海では、海賊ばかりを狙う海賊がいた。
率いるのは、”つむじ風のアンヌ”の異名をもつアンヌ・ザ・トルネード(天海祐希)。
そのアンヌと意気投合した石川五右衛門(古田新太)は、彼女の船で用心棒を務めていた。
ある日、宿敵のバルバ・ネグロ(橋本じゅん)に一泡吹かすことに成功したアンヌたちは、港町で祝杯をあげ大盛り上がり。
ところが、五右衛門が目を離した隙に、あろうことかアンヌが衛兵に捕らわれてしまう。
捕らえられたアンヌを待っていたのは、将軍ガファス(粟根まこと)と妻のエリザベッタ(森奈みはる)だった。
一方、王家に変わって王国を牛耳るラーカム大宰相(藤木孝)は、娘のマローネ(高田聖子)とともに、孫娘・ポニー(神田沙也加)の婿選びに余念がない。
さらに、五右衛門をつけ狙う賞金稼ぎのデスペラード豹之進(山本太郎)や、アンヌに一目惚れした隣国の王子・シャルルも現れ、事態は風雲急を告げる。
果たして五右衛門は、無事にアンヌを仲間のもとに取り戻すことができるのか?
1980年に大阪芸術大学の学生を中心として旗揚げされた劇団☆新感線。
それから幾星霜をへて、なんと30周年を迎えることに。
30周年興行第1弾に選ばれたのは、生バンドの派手な演奏が入る”RXシリーズ”。
音モノなので、冠鉄弥と教祖イコマノリユキのツインヘヴィメタあり、元宝塚娘役トップ・森奈みはるのソプラノあり、神田沙也加のお母さん・松田聖子を彷彿とさせるアイドル風ありと、挿入される歌のジャンルもさまざま。
もちろん、新感線らしいくだらないギャグと、派手な立ち回りも健在!
さらに全面LEDパネルを使用した舞台背景が、絵巻のようにくるくると変わり、作品のゴージャス度・マンガチック度アップを後押し。
それは、まるで巨大な飛び出す絵本を見ているよう…。
そんな30周年興行にふさわしく、賑々しい舞台の中心に立っていたのが天海祐希。
かっこいい、かっこいい、かっこいい、かっこいい、かっこいいーっ。
と、5回連呼しても足りないくらい天海祐希はかっこよかった。
彼女のために当て書きしているのもあって、まさに水を得た魚!!
海賊ルック・軍服・ドレス…、何を着ても様になるし、いなせ。
新感線の30周年興行だけれど、繰り広げられたのは”天海祐希祭り”(笑)。
それでも満足できるのは、ひとえに新感線の底力があってこそだと思う。
劇団員の皆さんはいつもどおりのクオリティなので、感想は割愛(苦笑)。
あっ、橋本じゅんの衣装はいつもどおりではなかった!
似合わないようで、ちゃんと着こなしていて、しまいにはかわいく見えたのがなんとも(笑)。
新感線お初のメンバーのなかでは、とくに印象に残ったのが浦井健治。
彼のことは数年前に見たことがあって(調べたら、ちょうど5年前だった)、そのときも今回と同じように王子役。
彼の王子ってはまり役ではあるのだけれど、当時はまだ役者として一本立ちできていない感じを受けたもの。
それが5年たったら、天海祐希に絡み、伸びやかに歌い上げ、しっかり天然王子としての存在感をアピールする役者さんに変貌していてびっくり。
目に見えて成長できる若さがうらやましい(苦笑)。
新感線らしさ満載のあっという間の3時間。
小難しいことを考えずに、ワクワクして笑って、見終わったあとは心地いい虚脱感があれど、パワーも充電できる。
贅沢な娯楽に出会えてよかった。
偉大なるマンネリ万歳!(笑)
2008年、劇団☆新感線が石川五右衛門を主人公として上演した『五右衛門ロック』。
その続編が再び舞台に!
(といっても、厳密に言うとパラレルワールドらしい)
17世紀のヨーロッパ。
小国コルドニア王国の領海では、海賊ばかりを狙う海賊がいた。
率いるのは、”つむじ風のアンヌ”の異名をもつアンヌ・ザ・トルネード(天海祐希)。
そのアンヌと意気投合した石川五右衛門(古田新太)は、彼女の船で用心棒を務めていた。
ある日、宿敵のバルバ・ネグロ(橋本じゅん)に一泡吹かすことに成功したアンヌたちは、港町で祝杯をあげ大盛り上がり。
ところが、五右衛門が目を離した隙に、あろうことかアンヌが衛兵に捕らわれてしまう。
捕らえられたアンヌを待っていたのは、将軍ガファス(粟根まこと)と妻のエリザベッタ(森奈みはる)だった。
一方、王家に変わって王国を牛耳るラーカム大宰相(藤木孝)は、娘のマローネ(高田聖子)とともに、孫娘・ポニー(神田沙也加)の婿選びに余念がない。
さらに、五右衛門をつけ狙う賞金稼ぎのデスペラード豹之進(山本太郎)や、アンヌに一目惚れした隣国の王子・シャルルも現れ、事態は風雲急を告げる。
果たして五右衛門は、無事にアンヌを仲間のもとに取り戻すことができるのか?
1980年に大阪芸術大学の学生を中心として旗揚げされた劇団☆新感線。
それから幾星霜をへて、なんと30周年を迎えることに。
30周年興行第1弾に選ばれたのは、生バンドの派手な演奏が入る”RXシリーズ”。
音モノなので、冠鉄弥と教祖イコマノリユキのツインヘヴィメタあり、元宝塚娘役トップ・森奈みはるのソプラノあり、神田沙也加のお母さん・松田聖子を彷彿とさせるアイドル風ありと、挿入される歌のジャンルもさまざま。
もちろん、新感線らしいくだらないギャグと、派手な立ち回りも健在!
さらに全面LEDパネルを使用した舞台背景が、絵巻のようにくるくると変わり、作品のゴージャス度・マンガチック度アップを後押し。
それは、まるで巨大な飛び出す絵本を見ているよう…。
そんな30周年興行にふさわしく、賑々しい舞台の中心に立っていたのが天海祐希。
かっこいい、かっこいい、かっこいい、かっこいい、かっこいいーっ。
と、5回連呼しても足りないくらい天海祐希はかっこよかった。
彼女のために当て書きしているのもあって、まさに水を得た魚!!
海賊ルック・軍服・ドレス…、何を着ても様になるし、いなせ。
新感線の30周年興行だけれど、繰り広げられたのは”天海祐希祭り”(笑)。
それでも満足できるのは、ひとえに新感線の底力があってこそだと思う。
劇団員の皆さんはいつもどおりのクオリティなので、感想は割愛(苦笑)。
あっ、橋本じゅんの衣装はいつもどおりではなかった!
似合わないようで、ちゃんと着こなしていて、しまいにはかわいく見えたのがなんとも(笑)。
新感線お初のメンバーのなかでは、とくに印象に残ったのが浦井健治。
彼のことは数年前に見たことがあって(調べたら、ちょうど5年前だった)、そのときも今回と同じように王子役。
彼の王子ってはまり役ではあるのだけれど、当時はまだ役者として一本立ちできていない感じを受けたもの。
それが5年たったら、天海祐希に絡み、伸びやかに歌い上げ、しっかり天然王子としての存在感をアピールする役者さんに変貌していてびっくり。
目に見えて成長できる若さがうらやましい(苦笑)。
新感線らしさ満載のあっという間の3時間。
小難しいことを考えずに、ワクワクして笑って、見終わったあとは心地いい虚脱感があれど、パワーも充電できる。
贅沢な娯楽に出会えてよかった。
偉大なるマンネリ万歳!(笑)
話もさることながら、役名にうなりニマニマ笑ってしまいました。
天海さん、物凄いカッコイイんだろうな(≧ε≦)
by あぁ (2010-05-15 13:38)
これ、チケットが取れなかったの(T▽T)
天海祐希ねえさん、生で観たかったんですよぅぅぅ!
TVでもいいから観たいなぁ。
by pica (2010-05-15 19:36)
*タケルさん*
nice!をありがとうございました。(^^)/
by mikanpanda (2010-05-18 23:08)
*あぁさん*
天海さん、ほんっとうにかっこよかったんですよぉ~。
けっこう濃いメンツがそろっているのにあの存在感は、宝塚でスピード出世したのも納得でした。
nice!もありがとうございました。(^^)/
by mikanpanda (2010-05-18 23:11)
*picaさん*
今回はとくにチケットがとりにくかったようですね。
新感線のここ数年の作品は、「ゲキ×シネ」として映画館で公開しているんですよ。
どうしてもの場合は、それを待つしかないかなぁ。
テレビ放送はあんまりないんですよぉ~。
「ゲキ×シネ」にならなかった『リチャード三世』はWOWOWで放送があったのだけれど…。
nice!もありがとうございました。(^^)/
by mikanpanda (2010-05-18 23:23)
>これ、海賊ネタなんですねぇ。知らなかった。
宝塚で昔、青池保子の海軍ものやっていたんですけど、
なんかそんな雰囲気が・・・。
新感線は、楽しませる舞台なので、きっと見るからに
きっとゴージャスな内容だったんでしょうね。
チケ取りにくいのも納得です。(^_^;)
by ☆ ぴか姉 ☆ (2010-05-19 13:41)
*☆ ぴか姉 ☆さん*
宝塚歌劇で青池保子ものを舞台化したことがあるんですねー。
けっこういろいろやるんですね。
最近だと『相棒』(水谷豊のあれです)を舞台化していたし。
今回は海賊といっても、陸のお話も多いんですよ。
ゴージャスなのは間違いありません(笑)。
nice!もありがとうございました。(^^)/
by mikanpanda (2010-05-19 22:42)
劇団員は、いつもどおりで楽しゅうございました。
やっぱ、天海さんと沙也加ちゃんに今回は目がいっちゃいました。
天海さんの宝塚時代は見た事が無いんで想像ですけど、今回の舞台でこんな感じだったんだろうなぁ〜と思いました。
あと、沙也加ちゃん最近ミュージカルに出てるのもあるかもしれないけど歌うシーンよかった♡
かわいくて、華があるよね。
by 理恵 (2010-05-23 00:42)
*理恵さん*
ほっんとに劇団員の皆さんはもれなくいつもどおりで…(笑)。
かっこいい女の人は好きなんだけれど、男装の麗人にあまり心惹かれないこともあって、宝塚は数えるほどしか見たことないんですよぉ~。
当然、天海さんのトップ姿も未見。
今回の舞台で出世が早かったのもなるほどなーと思いました。
目を奪われましたよね!
沙也加ちゃんはドレス姿がかわいかった。
これから経験を積んでいけば、いいミュージカル女優さんになりそうですよね。(^^)
nice!もありがとうございました。(^^)/
by mikanpanda (2010-05-25 20:37)