お名残四代目歌舞伎座 [演劇・ミュージカル]
四代目歌舞伎座
建て替えのため、4月いっぱいで閉場する歌舞伎座。
そのさよなら公演の最後を飾る『御名残四月大歌舞伎』がついに千秋楽!
閉場式を終えれば、1951年(昭和26年)に開場した四代目歌舞伎座そのものが千秋楽を迎えます。
幸運なことに、友人のつてで、激戦だった最終公演のチケットを手に入れることができました。
歌舞伎座最終興行の末席に列なることができた幸せをかみしめながら、『御名残四月大歌舞伎』第一部を堪能。
しかも、奮発して一等席です!(笑)
御名残木挽闇爭(おなごりこびきのだんまり)
閉場に合わせた演目。
木挽というのは、歌舞伎座のあるあたりの元の地名です。
木挽の名は、今でも店名などには残っています。
出演は、市川染五郎・尾上菊之助・市川海老蔵・中村獅童・中村勘太郎・中村七之助・尾上松緑・ 片岡孝太郎…と梨園の御曹司勢ぞろい。
どこを見たらいいの~!?と迷うほど、目の保養になる華やかな演目でした。
熊谷陣屋(くまがいじんや)
打って変わって2幕目は、中村吉右衛門・坂田藤十郎・中村魁春などのベテランを中心とした古典歌舞伎。
歌舞伎は年に1~2回しか見ていないのに、なぜかよく見る『熊谷陣屋』。
現在の神戸市須磨区が舞台となる、源平の戦いがもととなるお話です。
敦盛銅塚
連獅子
中村勘三郎・勘太郎・七之助親子による連獅子。
さすが親子、一糸乱れぬ毛振りは圧巻でした。
迫力ある舞踏に場内大盛り上がり。
これが歌舞伎座の見納めなので、休憩中や終演後に座内の写真を撮らせてもらいました。
雄大な富士山を絵柄とした緞帳。
客席を華やかに彩る赤提灯。
歌舞伎といえば欠かせない定式幕と花道。
緞帳は機械仕掛けだけれど、定式幕の開け閉めは人力です。
歌舞伎座の横顔。
歩道のカードレールに、Tシャツや足袋など裏方さんの洗濯物が干してあります。
おなじみの光景だけれど、新しい歌舞伎座では見られなくなってしまうのかなぁ…。
昼間はあまりに人が多かったので、会場前は終演後に改めて。
幕に描かれている模様は、鳳凰丸紋。
ライトアップされる姿も粋でした。
ありがとう、歌舞伎座。
さようなら、四代目。
*犀川さん*
* ♪写楽♪さん*
*まちゃこさん*
*あぁさん*
*starwarsさん*
nice!をありがとうございました。(^^)/
by mikanpanda (2010-05-03 22:03)
とうとう一度も足を運ばないまま終っちゃいました。
新しい歌舞伎座は3年後、でしたっけ。
次は最初の興行に足を運ぶのでしょうか。
by pica (2010-05-05 18:40)
*レッドパラダイスさん*
nice!をありがとうございました。(^^)/
by mikanpanda (2010-05-08 23:39)
*picaさん*
そうなんです、3年後です。
新しい歌舞伎座が完成するのは2013年春の予定です。
今回見た演目のなかに「みとせ重ねた暁には、またここで相まみえましょう」みたいな台詞があって、3年後にどこで何をしているかわからないけれど、「こけら落としには来ようねー」と、一緒に行った友と約束しました。
その友人とのつき合いは高校からなので、そんじょそこらの縁ではないからまず実現するでしょう(笑)。
いや、する(笑)。
nice!もありがとうございます!(^^)/
by mikanpanda (2010-05-08 23:48)