SSブログ

バンクーバーへの7枚の切符 [スポーツ]

2010年2月にカナダのバンクーバーで行われる、冬季オリンピックのフィギュアスケート代表がついに決定!

日本に配られたオリンピック行きの切符は7枚。
男子シングルに3枚、女子シングルに3枚、そしてアイスダンスに1枚と、合計7枚の狭き門。
とはいえ狭きながらも、男女シングルとも3枠の出場権をもっているのは日本だけ。
フィギュア界を引っ張ってきたロシアも、フィギュア大国といわれるアメリカも、女子シングルは2枠しか与えられていない。
今の日本女子のレベルはそれだけ高くなっている。
レベルが高くなれば代表争いも熾烈になるわけで…。

男女シングル3枠ずつのうち、それぞれ1枠は「グランプリファイナルで表彰台に上った上位者」という要件を満たした織田信成と安藤美姫が内定を獲得。
残り2枠ずつの最後の選考会となったのが全日本選手権。
いったい誰が滑り込むのか。

選ばれたのは、男子はこの大会を制した高橋大輔と、3位の小塚崇彦。
女子は4連覇を達成した浅田真央と、逆転で2位に入った鈴木明子だった。
男子は波乱のない結果に。
逆に有力選手がひしめく女子の戦いは熾烈なものに。
3位の中野友加里は、2位と0.17差で涙を飲む結果となった。

アイスダンスは全日本で優勝したキャシー・リード&クリス・リード姉弟が順当に選ばれた。

namihaya.jpg
というわけで、全日本選手権の最終日に行われたバンクーバー冬季オリンピック・世界フィギュア選手権・四大陸選手権・世界ジュニア選手権の代表選手の壮行会を兼ねた、大阪・門真のなみはやドームで開催された「メダリスト・オン・アイス2009」に行ってきました。
本当は選手権に行きたかったのだけれど、チケットが瞬殺で手も足も出ず。

テレビ放送ではあまり流されていなかったけれど、10代の選手のうまさには驚きました。
そのなかでも、私がとくに注目しているのが羽生結弦(はにゅう・ゆずる)くん。
全日本で5位入賞した村上佳菜子ちゃんともに、世界ジュニアに日本代表として参加します。
今回の全日本でも6位入賞と健闘した15歳です。
見るたびに背が伸びている気がするので、このところジャンプが不安定だけれど、それを乗り越えたらお兄さんたちを脅かす存在になるんじゃないかと期待しています。

その結弦くんよりもさらに若かったのが宇野昌磨(うの・しょうま)くん・12歳!
本来はジュニアの下のノービスの選手だけれど、そこで優勝してジュニアの大会に出て3位になったスーパー小学生。
小さな体で堂々とした滑りを披露してくれました。

惜しくもオリンピック代表を逃した中野友加里は、エキシビションなのに3連続ジャンプを決めるなど気合いの滑り。
今回、上から滑りを見るかたちだったので、テレビで見るよりもより脚さばきが目に入ってきました。
改めて見ると、彼女の滑りはとてもきれい。
さすが佐藤組。
いろいろ思うところはあるだろうけれど、世界選手権での活躍に期待します。

鈴木明子は音楽の表現が秀逸。
とても生き生きと滑ります。
この「生き生き」さが彼女に切符を与えたのかも…。

medalist.jpg今シーズンのSPの『レクイエム』のエキシビションバージョンを披露してくれた安藤美姫。
氷映えするスケーターでした。
彼女の祈りが感じられるこのプログラムは、私のお気に入り。
FSで安定した力を出せればオリンピックの表彰台も夢じゃないのでは?

今シーズン不調だった浅田真央。
よくここまで持ち直してくれました。
バンクーバーで躍動する真央ちゃんが見たいです。

アイスダンスキャシー・リードはゴージャスな美人。
やっぱりアイスダンスはこうでなくちゃ。
カギを握るのは弟のクリスかな?

小塚崇彦も佐藤組らしく滑りが魅力的。
あとはジャンプさえ安定すれば、こちらも上位を狙えそう。

織田信成は、今シーズン初めての披露となったエキシビションナンバーで、FSのチャップリンつながりなのか、映画『モダン・タイムズ』の「スマイル」での演技。
歌うのはマイケル・ジャクソン。
この「スマイル」は、マイケルが好きな曲ということで、追悼式で兄のジャーメインが歌った曲だったので、スケート以外の理由でちょっとしんみり。
織田信成の優しいスケーティングがよけいにそうさせたのかも。

高橋大輔の音楽表現はピカイチ。
そして、人気もすごい!
彼のSPの「Eye」は、cobaの奏でるアコーディオンの哀愁ある音色がマッチしていて好きなプログラムです。
記憶に残るスケーティングのできる人なので、ファンが多いのも納得。

日本の男子3人に共通して言えることだけれど、表彰台に上れるか、上がったとして場所はどこかのカギを握るのがクワド(4回転)ジャンプの成否。
というのも、帰ってきたトリノオリンピック王者エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)が、国内大会のSPでクワド・トリプルのコンビーネーショントウループ、トリプルアクセル、トリプルルッツと、ジャンプの要素を最難度級のジャンプで成功させているから…。

オリンピックのほうも、代表争い同様(それ以上に?)熾烈を極めることは必至。
目が離せない展開になりそうです。
(メダルよりもその人らしく滑ってくれれば、それでいいとも思うのだけれど…)

nice!(2)  コメント(3) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 2

コメント 3

pica

私も試合を観にいきたかったけどチケットが取れず…。
NHK杯もダメだったし、最近の人気はウレシイ反面、
ちょっと困ってます(笑
それでもエキシビだけでも観れて羨ましいですv

大輔は2年前の世界選手権でSP/FSともに観ました。
もうFSは涙ものでした(〃▽〃)
いままで好きになったスケーターの中でも特に好きなので
オリンピックは楽しく滑ってほしいです。
by pica (2009-12-31 02:24) 

mikanpanda

私もこんなにチケットがとりにくいとは思いませんでした。(^0^;)
テレビの視聴率もかなりのものだったようですね。

オリンピックでは、代表の皆さんにはそれぞれの「らしさ」を出し切ってもらえたらと思います。
実力者ぞろいなので、そうすればおのずと結果もついてくるのでは?

一年間いろいろお世話になりました。
よい年をお迎えくださいね!

nice!もありがとうございました。(^^)/
by mikanpanda (2009-12-31 23:31) 

mikanpanda

*ねこかどさん*
nice!をありがとうございました。(^^)/

by mikanpanda (2010-01-06 23:49) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。